江戸文化コラム

江戸時代には、地図が発達しました。中でも江戸の街を表した「江戸切絵図」が人気でした。これは今の区分地図に相当します。江戸の街を歩くのに重宝しました。本所・深川地区も切絵図で表されています。
現在も神社仏閣、町名、川、橋、通りなどそのまま残されているものが多くあります。
最近墨田区にはスカイツリーが出来ましたが、現代の街と江戸の街を比べてみるのも楽しいものです。

伊能忠敬は、江戸時代に日本全国を自分の足で歩いて日本地図を作った人として知らない人はいません。家業を息子に譲って、隠居してからの大事業を成し遂げた人です。団塊の世代の大量定年などが話題になる昨今。江戸時代の伊能忠敬から何か学べるかもしれません。